徳島県には2つの一級水系(吉野川と那賀川)があり、那賀川の最上流部に木頭地区があります。
水と木と暮らしに根付いた生活技術を有する人たちの山里です。
むかしから山仕事や農耕 (焼畑、稲作)、用水、家の建前、炭焼きなど互いに助け合って(相互扶助を「てまがい」と言います)生きてきました。
高度経済成長期以前は衣食住をほぼ地域自給し、お金を介さず、現代で言うところの贈与経済が常態化していたと言えます。科学の進歩と共に、働き方、コミュ ニティ、価値観、豊かさの意味も変わってきました。
しかし、先人達が残してくれた地域資源 と伝えてくれた知恵と知識を現代に活かし、人と自然にやさしく、少しでも自給的な暮らしが体現できる「オーガニックな地域社会」を目指す活動を担っていただけたらと考えます。
詳しくはブログ「山のNPO」へ
Keynee Farmでは、子どもたちが自由に遊べる山里の農園をめざしています。身近にあるもので必要なものを創造する力(bricolage)を育むことができたらなと妄想しています。
この地に石垣を築き、水を引き、田畑をひらき、自分たちで食べるものをつくって来た先人たち。自治と自給をあたり前に地域で実現して、必死だけど集落で協力しあって生きてきた時代。それがこの石にしみついてる気がします。
ユズは、NPO法人里業ランド木頭を通じて(株)きとうむらで、秋には有機JAS認証ユズ玉(青果)、通年では有機JAS認証の加工品として販売されています。また、Keynee Farmとしても独自にお分けすることもできます。ここでの収入は、年間経費を除いて利益分(ほぼない)は、上述の構想(妄想?)に活用できたらと思っています。